スマートとは一体なに?
スマートシティ、スマートスピーカー、スマートホーム、スマートメーター、スマートグリッドというように、我々の回りにはスマートという言葉が多く利用されています。では、スマートとは一体なんなのでしょう?スマートには『賢い」や『洗練されている』、『かっこいい』という意味があります。また、ネットワークで接続されクラウドが利用されているように今までのITを利用しているのも確かです。洗練されたITという感じでしょうか。洗練されたITはどのようなものを指すのでしょうか?掘り下げていくと色々なことが見えてきました。
ITからテクノロジー、そして、スマートへ
IT(information technology )は元々、PCやスマートフォン、通信ネットワークを指してきました。しかし、最近はモノに隠れて見えなくなり、 Technologyの時代へ移り変わろうとしています。その象徴的なのが、車などの自動運転です。自動運転車はITなのかというと少し違和感がでてきます。コンピュータやPCのような箱はITかもしれませんが、徐々にモノに組み込まれてテクノロジーになっていきます。
一方で、TechnologyはITよりもカバー範囲が広く使われています。今IoTによって、モノに各種のセンサーが埋め込まれることでテクノロジーさえも意識しなくなってきました、それがもっと進むことによってTechnologyはSmartへと変化し始めようとしているのです。
アートとテクノロジーの融合、スマートの再定義
今までスマートという言葉は、IT技術を利用することで、情報を繋いで、見える化して賢く使うという意味で用いられてきました。
しかし、言葉の語源を紐解くと、ラテン語の ars (アルス)とギリシア語の techne (テクネー)は、同じ意味を持っていたことがわかります。つまり、芸術を含む、技術一般を意味する言葉であり、絵画、彫刻などの諸芸術をはじめ、医学、建築法、弁論術、料理法などおよそ人為による所産に関して使われてきたのです。それが、英語になり、ARTは芸術、Technologyは技術という意味で使われるようになりました。時代を経て、今まさにそれぞれの意味が統合され生まれた言葉こそがSmartであると言えます。
スマプラが定義するSmartとは、ARTとTechnologyが融合したものであり、従来の『賢い』というよりも、人が『ワクワクする』気持ちにさせるものとしています。